日常記憶地図とは(2014年6月版)

土地への愛着はどのように生まれるのでしょうか。

そのひとつに「反復」があるにではないかと考えました。
よく行く場所、よく歩く道、よく行くエリア。
何度も歩くうちに、無意識にここちよい道を選んだり、
誰かとの思い出が生まれたりします。

みんなが好きな場所、良い場所ではなくても、
その人にとって特別な場所があること。

場所は記憶を保存します。
そのことも愛着につながるのではないでしょうか。

場所の力

ごく普通の都市のランドスケープに秘められた力であり、
共有された土地の中に共有された時間を封じ込め,
市民が持つ社会の記憶を育む力(ドロレス・ハイデン)


日常記憶地図は、個人の数年~数十年の日常や記憶、愛着を、
地図によりアーカイブすると同時に、
「場所の力」を顕在化させるプログラムです。